【合気道09/30】「ちょっと先の未来」を指し示す

クラス:合気道

日 時:2014年9月30日(火)・15時~17時

場 所:王子スポーツセンター柔道場

参加者:2名

 

内 容

  • 体操
  • 呼吸法
  • 鳥船
  • 四方切り
  • 足捌き
    • 送り足
    • 継ぎ足
    • 歩み足
    • 回転
    • 転換

(休憩)

  • 受身
  • 体術
    • 逆半身片手取り転換6種
    • 相半身片手取り入り身の捌き2種
    • 相半身片手取り入り身投げ
    • 相半身片手取り一教
    • 相半身片手取り小手返し
    • 坐技呼吸法
  • 輪になって呼吸

 

雑 感

この日は経験者と初心者それぞれ一人ずつで、参加者計二名。

初心のほうの人は今月から入会された方ですが、これで9月の火曜日稽古に5回全て参加したことになります。

続けてご参加くださり、嬉しい限りです。

 

ただ、あんまり嬉しかったので、つい余計なことを言い過ぎてしまったような感じもします。

まだ慣れないうちから動きのポイントをたくさん提示しても、意識しないといけない事柄が多くなりすぎて、かえって当人の集中を妨げることになりがちです。

 

ダンスのレッスンでも合気道の稽古でも、相手のペースを見て、こちらの言葉が身体に染み込むのを待ってから次に進むようにしたいのですが、私はよく焦ってしまいます。

私が合気道の技をするときもそうなんですが、受けのことを振り切って自分だけ先に行ってしまうのです。

 

合気道で相手を技の流れに巻き込むときにも、このへんの意識がけっこう大事になります。

自分だけせかせかと動いて受けを振り切ってしまうと相手はついて行く気をなくしてしまうし、かといって、相手のペースを気にしすぎて「ついて来られるかなぁ」と不安げに動いていたら、今度は受けに追いつかれてしまって思わぬところで返し技をかけられます。

 

時間的・空間的に相手よりちょっと先に行く。

そうやって「追いつけそうで追いつけない」という微妙な距離感を保ちながら導いていくことで、相手自身の動きが引き出されてきます。

受けの人を「操り人形」のように操作するのではなくて、むしろ活き活きとした「踊り手」にするのです。

 

人によっては、相手自身の動きなんかが出てきたら、技をかけるのは大変そうだと思うかもしれません。

でも、実際にはその逆です。むしろ、自分自身では動かずに、外から動かしてもらうのを持っている人には技はかかりません。

稽古をある程度続けて行くと、このことははっきりと実感できます。「止まっている人」には本当に技がかからないのです。

 

受けの人が「自分はこれからこっちに行くぞ」というその人なりの方向性をもっている場合に限り、取りはその動きを加速したり相手の進む方向を修正したりできます

合気道の受けは、単なる「やられ役」では決してないのです。

 

そして、これは「教える」ということにも通じる部分があるように私はよく感じます。

結局の所、私が教えているのではなく、学ぶ側が自分で学んでいるのです。

だから、教える側の本当の仕事は、学ぶ側に何かしらの知識や技能を外から付け加えることではなくて、学ぶ側が進んでいく道の途中に落ちている障害物をなるべく丁寧に除去しながら、いつも相手の道の「ちょっと先」を指し示し続けることだろうと思います。

 

とはいえ、当の私自身は、毎度余計なことを言い過ぎて、相手の前に「向き合う必要の無い壁」をたくさん作ってしまうんですが…。

 

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