【ダンス10/30】まず根を気遣い、次に枝を伸ばす

クラス:ダンス

日 時:2014年10月30日(木)・19時~20時30分

場 所:コミスタこうべ302号室

参加者:2名

 

内 容

  • 準備体操
    • 足先~股関節
    • 手先に気を通す
    • 肩甲骨を動かす(開閉・昇降)
    • 鳩尾を緩める(邪気の吐出)
    • 下丹田を充実させる
  • 胴体の体操
    • 正坐で丸める・反る
    • 仰向けで丸める・反る
    • 横座りから丸める・反るで反対の横座りに

(休憩)

  • ダンス
    • 腕の使い方の復習(ポール・ド・ブラ)
    • 下がることと上がること(プリエとルルベ)
    • ステップ練習
    • 短い振り付けを踊る

 

雑 感

10月最後のレッスンです。

このところの寒暖の変化の激しい気候ゆえか、今回はいつものメンバーのお一人が風邪でお休み。結果として、マンツーマンレッスンになりました。

私も最近調子を崩し気味で、今週はだいぶマシですが、先週は散々な状態でした。

お休みされている方も早くよくなるとよいですが…。

 

さて、今回の参加者は今月続けて通われていた方だったので、少しレッスンの内容を先に進めました。

その方は合気道のお稽古にも来てくださっている人だったのですが、あっちのクラスで足捌きもたくさんやっていますし、それらの成果か、「ステップで足が固まってうまく動けない」ということはもうなくなっていました。

そこで、準備体操で手先に意識を通わせるワークをちょっとだけ行い、ダンスの時間には、普段のレッスンとは逆に「足」より「手」の動きを優先するようにイメージして踊ってもらいました。

 

人間というのは手が足に比べて器用に動きすぎるようにできています。

それゆえ、意識していないと、足のほうはノタノタとゆっくり動き、手先のほうはシュパシュパと忙しなく動くようになりがちです。

手を優先して、足は後回しになってしまうわけです。


たとえば合気道の稽古でも、初心のうちはどうしても頭で考えて操作しやすい手のほうばかりを動かしてしまいますし、手を教えられた順番通りに動かす集中力を持続させようとして、足のほうは無意識に止めてしまいがちです。

でも、これがある程度以上の修練を積んでいる人は、たいてい逆になっています。

手は必要最小限の動きしかしておらず、反対に、立ち位置を変えたり姿勢を整えたりするために下半身全体が常に活発に働いています。

 

ダンスでも同じように、まず足が止まらずに動ける身体の状態を作るということが、とっても大切です。

それができた上で、身体の動きや意識の流れを空間全体に広げ、観ている人に向けて表現していくために、手を使います。

これがもし下半身が育っていないうちから手を使った表現だけを先にやろうとすると、身体全体が「根無し」になってしまって、動きや感情が手先から空間に出た途端に養分を失い、拡散し消えてしまうことになります。

そのような状態では、たとえ何かを伝えようとしても、激しく動けば動くほどむしろ相手には何も届かず、身体だけが空回ってしまいます。

そのため、「足→手」という順番で稽古をしていくことが、やっぱりダンスでも必要であろうかと思うのであります。

 

さて、この日は主に手を意識して踊ったわけですが、具体的な方法としては、手の平にボールを乗せて持っているようなイメージを維持してもらうようにしました。

まず手の平の上にビーチボールくらいの球を持っていると想像して、その重さや手触りを感じてみる。

そして、そのボールを右手から左手へ、また左手から右手へといった具合に、下へ落としてしまわないよう受け渡しながら、いつもやっているダンスステップの腕の動きをやってもらったのです。

いわば、「存在しない想像上のビーチボールを使って遊ぶ様が、そのままダンスになる」といったような感じですね。

 

やってみると、これだけでも腕のポジショニングがはっきり決まって、所在なげだった手が活き活きとしてきた印象がありました。

自分で自分の手の位置を決めるのではなく、想像上のビーチボールに「しかるべき置き所」を決めてもらう形になるわけですが、そのほうが当人の動きや姿勢の均整は取りやすいようでした。

意識の使い方だけで身体というのは本当に変わるものなんだなぁ、と改めて実感。

 

最後に、いつもやっているステップ練習から、振り付けの練習に入りました。

いささか複雑な動きだったので、参加された方はトレースが難しかったかもしれませんが、応用的な内容になりますので、焦らず基礎練習を積み重ねながら徐々に習得していっていただければと思います。

いつか振り付けが身体に入って、スムーズに動けるようになったら、きっと達成感もあるはずです。

 

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