【合氣道02/18】両手取りの復習用です

今回は合氣道の昇級審査を意識した記事です。

稽古に参加していない他人が見て参考になる物ではないかもしれませんが、うちの会員の方はどうぞ復習にご活用ください。

クラス:合氣道

日 時:2015年2月18日(水)・15時~17時

場 所:芦屋市立体育館・青少年センター柔道場

参加者:3名

 

内 容

  • 体操
  • 呼吸法
  • 鳥船
  • 四方切り
  • 足捌き
    • 送り足
    • 送って継ぐ足
    • 線を換える送り足

(休憩)

  • 体術
    • 両手取り天地投げ
    • 両手取り四方投げ
    • 両手取り入身投げ
    • 両手取り小手返し
    • 坐技呼吸法
  • 輪になって呼吸


雑 感

審査の季節の定番メニュー、両手取りです。

時間が惜しかったので、今回は受身と膝行を省略して、後半はすぐに体術に移りました。

 

参加者の三名ともまだ審査を受けたことのない方達ばかりだったので、ポイントを押えつつ一人一人見ました。

時間をかけて丁寧に確認するようにしましたが、結果として一教や二教と言った抑え技をする時間がなくなってしまいました。

 

ひょっとすると、私はお節介を焼きすぎているのかもしれません。

自分の教え方のせいで、生徒の方が技をできなくなってしまっているのではないかと思うこともあります。

 

でも、それはある意味で傲慢な考え方とも言えます。

私には生徒の方を不能状態へと永続的に縛り付けるだけの呪力もないし、生徒の方を劇的に成長させるだけのカリスマ的な手腕もないです。

氣付くのも変わるのも、教わる人自身の力に頼るしかありません。

私はたいへん無力です。どうか力を貸してください。

 

以下、技について個別に書きます。

 

・両手取り天地投げ

審査は必ずこの技でスタートします。出だしで気持ちに余裕が持てるよう、審査対象者は連想行をよく行うようにしましょう。

最初は両の手の平を上で取らせ、そこから地の手は相手の背中側へ、天の手は相手の道着の襟に沿って進みます。

指先から腕を伸ばしながら足を捌き、相手の向こう側へ腰を入れます。

 

最後の形は一重身です。

一重身の意味が分からない場合は、今度の稽古で私に聞いてください。

 

・両手取り四方投げ

手を取らせながら、お互いのお腹側に入身転換します(渦の動きです)。

同時に、前の手の手刀を立てながら相手の腕を導き、自分の腹前に下ろしてきます。

そこで反対の手でキャッチ。相手の脈を取って、表か裏に捌きます。

 

さて、こちらをつかみに来る相手の二本の手、どちらに技をかけるかわかりますか?

四方投げとは、相手の身体をどの方向に伸ばしていく技でしょうか?

 

「相手を巻き込んでいく流れ」を自分の中で明確にしていきましょう。

「四方投げの流れ」がわかれば、その感覚は他の取り手の四方投げでも必ず役立ちます。

 

・両手取り入身投げ

四方投げと同じく、最初にお腹側へ入身転換します。

四方投げとは反対の手を使い、自分の手の甲で相手の手の甲をキャッチする動きです。

ピタッとついた手の甲と一緒に、相手の腕、肩、背中がこちらに向かって引き出されてくるのがイメージできますか?

その引き出されてくる背中へ向かって入身します。

 

自分の動きも大事ですが、「相手の身体をどうしたいのか?」がわかっているだけで、必要な動きは自動的に導かれてくるものです。

これは体術全般について言えることです。

たとえば、私達が靴紐を結ぶときには、手の動きの順番なんていちいち考えません。

個別の手の動きではなく、その靴紐のほうをどういう風に操りたいのかに集中することで、結果的にあちこちの細かい筋肉が連携し、必要な運動を表現してくれるのです。

手順に固執するあまり道に迷ってしまったら、「自分は目の前の相手をどうしたいのか?」を先に決めましょう。

「したいこと」が決まりさえすれば、それを実現するために必要な運動は、身体が判断してくれるはずです。

 

「したいこと」がわからなければ、「具体的に何をすれば良いか」も決まりません。

稽古では、「相手を渦に巻き込むように」とか「そこにある椅子に座ってもらうように」とか、私は「相手をどうするか」ということをしばしば指示しています。

技を「流れ」で覚えるためには、私が指示した通りの氣持ちで相手と関わってください。

 

動きを分解して覚えるのには限界があります。

道着の帯だって、結び慣れたら「こんな感じ」と思うだけで勝手に手が動いて結べるようになったはずです。

少しずつでも、「流れ」をイメージできるようになっていきましょう。

 

・両手取り小手返し

大事なことなので、声を大にして言いますが、両手取り入身投げと同じ手足の捌きから始まります

今の段階では、別な技だと思わなくていいです。稽古で続けて行う場合などには、せっかく入身投げで作った流れをゼロに戻す必要はありません。さっきと同じ波に乗りましょう。

途中から入身投げとはコースが変わりますが、それを心配して最初でフリーズすると、後の動きも身体に入りません。

いつも全員で行っている足捌きの練習と同じです。来た波に乗りましょう。

 

小手の位置は、自分の手でよく練習しておいてください。

自分の小手をピタッと一発で取れるように。

それができたら、今度は相手の小手を同じように取れるかどうか、イメージしてみましょう。

 

明確にイメージできますか?

相手の小手が自分の手の中に収まる感触が、どれくらいリアルに想像できるでしょう?

 

イメージできた範囲までしか、動きというのは再現できません。

ちなみに、私は初心の頃、道行く人の手を見ながら、どのタイミングでどういう角度からなら小手を取れるか観察して、身体に体感を入れる練習をしてました。

練習の機会はいろんなところにあると思います。

 

・坐技呼吸法

坐り技です。正坐で始まって跪坐で終わります。

審査ではけっこうこの足の部分を見られますので、ご注意を。

 

必ず自分から手を差し出しましょう。

取られてから押し込もうとするのではなく、伸びていく腕を途中で取らせて、相手をこちらの運動に巻き込みます。

 

最後は膝行で一歩出て、相手の手首と肩口を左右の手刀で抑えます。

抑えているときは、近くを見ずに周囲を広く見るようにしましょう。

相手の身体全体にバサッと網をかける感じで。

 

以上です。

稽古に参加された方は、復習にお役立てください。

 

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