【合氣道10/20】「普通の動き」を普通にする

 ・2015年10月20日(火) 合氣道@王子

再開してから三回目のお稽古。

前回はたまたま参加者が多かったですが、今回はレギュラーメンバーの二名中、お一人お休みで、マンツーマンでした。

 

生徒さんに言われて気づいたのですが、芦屋ではマンツーマンの稽古になることが多かったのですが、王子で参加者一名は珍しいです。

柔道場の隣半面も利用者が居なかったので、二人で全面貸し切りのような状態でした。

稽古しやすい気候でしたし、開け放った窓から広々とした柔道場内に風が入って、とても気持ちよかったです。

 

取り手は逆半身片手取りと両手取りをやりました。

マンツーマンだと、その生徒さんがひっかかっているポイントに絞って教えられるので、短い時間でたくさん確認ができます。

また、ひたすらお互いに技を掛け合うので、体感も合ってきやすいです。

今回はやりませんでしたが、一対一のときは、途中で取り受けを交代せずにひたすら技を掛け続けて氣を錬り合う稽古をしても良いかもしれません。

ただ、そのためにはある程度までお互いに動きが身体に入っていないといけませんが…。

 

そうえいば、休憩中に生徒さんと話していて、「一回一回仕切り直さないと技ができない」という話題が出ました。

その生徒さんは、久しぶりに稽古に参加して気づいたのだそうですが、一回技が終わる毎に、次の動作に入る準備時間を置かないと動けないとのこと。

たしかに、慣れない動きや久しぶりにやる動きを行う場合、一時停止しないと始められないことがありますね。

 

「相手が自分の方に近づいてきて手首を掴んだり打ち込んできたりする」というのは、たいへんストレスのかかる状況なので、ただ立って歩くということさえも、しばしば困難になります。

頭の中が真っ白になって、身体も完全にフリーズしてしまう。

 

合氣道の動きは、スポーツと違ってあまり特殊ではありません。

空中回転する必要もないし、何メートルもジャンプしないといけないわけではないです。

立って、歩いて、手を上げ下ろしして坐れれば、だいたいの合氣道の技は行うことができます。

ただ、相手が攻撃してくる状況の中でも、立って、歩いて…といった「普通の動き」がちゃんとできるかということになると、難しくなってくるわけですね。

 

うまくやろうとしたり、勝ってやろうと思ったりして、相手に気持ちが居着いてしまうと、「普通の動き」さえもちゃんとできなくなります。

気づかないうちに相手に寄り掛かっていたり、相手を引っ張り回そうとして自分の身体が崩れていたり…。

 

ストレスのかかる状況でも、「普通の動き」が普通にできるかどうか。

合氣道の稽古ではそこが問われます。

だから、動きの癖だけではなく、心の癖も見ていかないといけないのです。

 

生徒さんは久々に稽古して色々と気づいたこともあったようです。

自分で気づくことがやはり一番大事だと思います。

結局、私が稽古中に言うことは、生徒さん一人一人が自分で気づくための補助でしかありませんので。

 

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