・2016年2月16日(火) 合氣道@王子
会員1名、凱風館からビジター1名で、計2名参加。
仕事の都合で、今年の3月いっぱいで教室をクローズすることに決めてから、今回が最初の稽古でした。
約4年続けてきた教室も、残りわずか。
悔いのないよう、丁寧に稽古をしていきたいです。
この日は正面打ちを稽古しました。
どの取り手でもそうですが、取りは接触前に自分から相手の面をしっかり抑えるのが前提です。
正面を打たれたのに反応する稽古をいくら積んでも、反射神経は鍛えられるでしょうが、心のお稽古ができません。
落ち着いて澄んだ心で技を行うことが、速く動いて相手を制することよりも大事だと信じて、私はお稽古をしています。
相手が目の前にいても気にしない、囚われない。
「技がかかった・かからなかった」といった結果に拘泥して、心と身体を縮こまらせるよりは、のびのびと心と身体を使う練習をしたいと思って指導しているのです。
でも、その「のびのび」というのが本当に難しい。
稽古すればするほど、私たちは自分で自分を窮屈にすることをたくさんしているのだと、気づかされます。
そうやって、自分で作った「縛り」に一つずつ気づいていくことこそが、きっとその人自身の稽古になるのだろうと思います。
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